シンポジウム:グローバルな時代におけるイノベーション 2021年12月2日及び3日―オンライン開催

2021/09/28

一般的に、知的財産を保護している企業は、そうでない企業に比べて、知的財産アセットの活用を通じて、より多くの業績を伸ばすことが出来ると言われています。こうした中、WIPO日本事務所は、WIPOジュネーブ本部の知財ビジネス部門との共催により、中小企業・スタートアップ企業に向けたオンライン・シンポジウムを開催します。

(写真: GettyImages/yongyuan)

本シンポジウムでは、イノベーション・サイクルを通して知財管理を行うためのツールや戦略を紹介しつつ、国内外の有識者や関係者の皆様にもご参加をいただき、グローバルな競争力強化、オープン・イノベーション、SDGs等の視点から、ビジネス戦略や事業展開に資する知的財産の役割について、多くの事例も交え議論を行います。この機会が、日本のみならず、世界の中小企業やスタートアップ企業の皆様の知的財産戦略やイノベーション戦略、知的財産管理の発展の一助となれば幸いです。

半日のプログラムを2日間に渡って開催し、知財戦略や近年の知財の商業化に係る傾向も併せてご紹介します。是非ご参加ください。

なお、本ワークショップの開催にあたっては、日本国特許庁からFIT/日本産業財産グローバルファンドFunds-In-Trust Japan Industrial Property Global)による財政面などの支援を受けています。

(写真: GettyImages/ismagilov)

開催概要

日時:12月2日(木)~3日(金)

開催形式:オンライン

言語:日本語・英語(同時通訳)

後援:日本国特許庁

参加登録

プログラム(暫定)

1日目:12月2日(木)

  1. 開会挨拶
  2. 基調講演
  3. SMEを取り巻く市場動向解説
  4. 日本のSMEの知財活動の活性化に向けて
  5.  イノベーションのエコシステムに向けて、スタートアップ成功国カナダより学ぶ
  6. WIPO グローバル・イノベーション・インデックス 諮問委員会委員インタビュー

2日目:12月3日(金)

  1. 環境と知財
  2. グローバルな知財活用に向けて
  3. パネルディスカッション
  4. 閉会挨拶

1日目:2021年12月2日(木)

注)プログラムは予告なく変更となる場合があります。

1. 開会挨拶 (16:00 – 16:05 日本時間)

澤井 智毅
WIPO日本事務所長

2. 基調講演 (16:05 – 16:25 日本時間)

  • 知財基本法から20年 ~知財は中小企業・スタートアップを支援する~ 
荒井 寿光
日本商工会議所 知的財産専門委員会 委員長(元内閣官房知的財産戦略推進事務局 事務局長、元通商産業審議官、元特許庁長官) CV Hisamitsu Arai

3. SMEを取り巻く市場動向解説 (16:25 – 17:30 日本時間)

  • 導入
Guy Pessach
Director, IP for Business Division, IP and Innovation Ecosystems Sector, WIPO CV Guy Pessach
    • ソニーのデジタルストーリープロジェクト
    Donna M. A. Hill
    Manager, WIPO for Creators, WIPO CV Donna M. A. Hill
      • 知財診断ツールとスタートアップ向けガイドブック

      WIPO IP診断について

      Tamara Nanayakkara
      Counsellor, IP for Business Division, IP and Innovation Ecosystems Sector, WIPO CV Tamara Nanayakkara

        休憩 (17:30 – 17:35日本時間)

          4. 日本SMEの知財活動の活性化に向けて (17:35 – 18:20 日本時間)

          2021年のGlobal Innovation Indexによると、日本のイノベーション・ランキングは世界第13位とされている一方で、起業のしやすさ、新規ビジネスの密度等に関する指標においては課題が見られます。この様な背景の下、日本の中小企業による新たな活力や発明、起業を促すべく、どの様な取り組みが行われているかを紹介いただきます。また、パンデミックの状況下であっても、アイデアと知財を積極的に活用し、ビジネス拡大を行った企業の視点を紹介いただきます。

          • 知財分野における日本商工会議所の取り組み (17:35 – 17:50 日本時間)
          山内 清行
          日本商工会議所 産業政策第一部 部長 CV Kiyoyuki Yamauchi
            • AI・IoTベンチャーOPTiMの知財を活用した第4次産業革命への挑戦 (17:50 – 18:20 日本時間)
            菅谷 俊二
            オプティム株式会社 代表取締役社長 CV Shunji Sugaya

            5. イノベーションのエコシステムに向けて、スタートアップ成功国カナダより学ぶ (18:20 – 18:50 日本時間)

            StartupBlinkによる2020 年版「Startup Ecosystem Rankings」では、カナダは、米国、英国、イスラエルに次いでスタートアップエコシステムを確立している国としてランキングされています。また、WIPOによるGlobal Innovation Indexにおける起業のし易さランキングにおいてもカナダは3位となっています。イノベーションを促進し、新たな価値を生み出すベンチャー企業を育てるためにカナダが実施するスタートアップに対する取り組みや事例を紹介いただきます。

            Neil Henderson
            President/Founder, Amarok IP Inc. CV Neil Henderson

            6.WIPO グローバル・イノベーション・インデックス 諮問委員会委員インタビュー (18:50 – 19:35 日本時間)

            世界のイノベーション状況をまとめた報告書:WIPO Global Innovation Index (GII)の諮問委員会委員の竹中平蔵氏(慶應義塾大学名誉教授、世界経済フォーラム(ダボス会議)理事など)に世界の経済・イノベーション情勢や日本が抱える構造的課題等についてインタビューした様子を配信いたします。(インタビュアー:WIPO日本事務所長 澤井 智毅)

            竹中 平蔵
            慶應義塾大学名誉教授、世界経済フォーラム(ダボス会議)理事、GII諮問委員会委員など

            2日目:2021年12月3日(金)    

            注)プログラムは予告なく変更となる場合があります。

            7. 環境と知財 (16:00 – 17:00 日本時間)

            パンデミックによって社会ニーズの急激な変化に伴い、様々な事物に新たな価値が見出され、イノベーション創出につながっています。また、持続可能な開発目標(SDGs)として個々が社会的責任を認識する発想が通常化しています。こういった革新的な局面において、どの様に、アイデアを具現化し新たな価値を創出するか、考える場を提供します。

              • グリーン技術を持つSMEの知財管理(16:00 – 16:20 日本時間)
              Trod Lehong
              Director, Afriqlnnov8 (Pty) Ltd  CV Trod Lehong
              Anja von der Ropp
              Senior Program Coordinator, Global Challenges and Partnership Sector, WIPO  CV Anja von der Ropp
                • 石油を使用しない100%天然バイオマス系生分解性プラスチックや脱炭素社会構築に向けた最先端材料、技術 (16:20 – 16:40 日本時間)
                森 良平
                GSアライアンス株式会社 代表取締役 CV Ryohei Mori
                  • 水処理を通してサスティナブルな循環型社会に貢献するために・・・(16:40 – 17:00 日本時間) 

                  藤田 香
                  日之出産業株式会社 取締役 CV Kaori Fujita

                  8. グローバルな知財活用に向けて (17:00 – 17:40 日本時間)

                  グローバルな市場で先駆する企業、また中小企業から目覚ましい成長を遂げた企業の視点から、ビジネスの基盤となり得る知財戦略と知財の真の価値について紹介いただきます。オープンイノベーションをはじめとするビジネスモデル、契機とリスク、中小企業特有の強み、また夫々の業界における知財の展望について考察し、知財の役割について改めて考えます。

                    • 特許出願に関する技術者兼CEOの考察 (17:00 – 17:20 日本時間)
                    Alessandro Ferretti
                    CEO and Legal Representative, TRE ALTAMIRA Srl CV Alessandro Ferretti
                      • DuPontのイノベーションと知的財産活用(17:20 – 17:40 日本時間)
                      千田 拓也
                      DuPont de Nemoursグループ会社 Senior Intellectual Property Counsel  CV Takuya Senda

                        休憩 (17:40 – 17:45日本時間)

                        9. パネルディスカッション (17:45 – 18:55 日本時間)

                        テーマ:「日本がイノベーションを生み出すために」

                        モデレーターとパネリスト

                        モデレーター: 澤井 智毅
                        WIPO日本事務所長 CV Tomoki Sawai
                        久貝 卓
                        日本商工会議所 常務理事 CV Takashi Kugai
                        渋谷 高弘
                        日本経済新聞社 編集局 編集委員室 編集委員 CV Takahiro Shibuya
                        西垣 淳子
                        独立行政法人経済産業研究所 上席研究員 CV Tomoki Sawai

                        10. 閉会挨拶 (18:55 – 19:00 日本時間)

                        Guy Pessach
                        Director, IP for Business Division, IP and Innovation Ecosystems Sector, WIPO

                        世界知的所有権機関(WIPO)について

                        世界知的所有権機関(WIPO)は、バランスのとれた利用しやすい国際的な 知的財産権(IP)制度の発展を担当する国連の専門機関です。

                        WIPOの活動は簡単、効率的かつ費用効果的なシステムを通じて、 世界的に知的財産保護の促進を図ることを目的としたサービスを提供することです。

                        WIPOの主要なサービスに加え、環境技術の提供者と需要者をつなぐWIPO GREEN、 顧みられない熱帯病、マラリア、結核の治療のための医薬品の情報共有ができる WIPO Re:Searchなど様々な活動を説明した動画や資料を掲載しています。