マドリッド制度: 国際商標出願を行う

WIPOのマドリッド制度を利用することで、1つの国際商標出願により一度に最大130ヶ国において国内・広域商標の保護を求めることができます。単一の言語 (英語、フランス語またはスペイン語) により、スイスフランで手数料一式を支払うことで出願を行います。
国際商標出願は、マドリッド制度の要件や手続に従って行われます。国際商標登録の保護の範囲は、保護を求めるマドリッド制度の各締約国の国内法により定められます。

マドリッド制度を利用するには

マドリッド制度は、次の場合に利用することができます。

  • マドリッド制度の締約国の国民であるか、締約国に住所または営業所を有し、かつ
  • 当該締約国の知的財産 (IP) 庁 (「本国官庁」) において、商標出願または商標登録 (「基礎商標」) を既に保有している場合。

「基礎商標」が、国際商標登録の基礎となります。

マドリッド制度の複数の締約国と関わりがある場合 (例えば、アメリカ合衆国在住のメキシコ国民である場合) 、選択する官庁に「基礎商標」があれば、どの締約国を「本国官庁」に選んでも構いません。

代理人の選任

出願人に代わって国際商標出願と登録の管理を行う個人または法人を代理人として選任することができます。選任した代理人は、通信に署名したり、その他の手続を行ったりすることができます。WIPOは通常、通信・通報を全て代理人へ直接送付します。重要: 一度に選任できる代理人は1人だけです。 代理人についての関連情報.

手続開始のためのツール

Member profiles (締約国情報)

ターゲット市場における法令や手続、商標登録の要件について調べることができます。

関連情報

手数料計算ツール

ターゲット市場や商品・役務の区分数に基づいて国際商標出願に必要な手数料を見積ることができます。

関連情報

WIPOが管理するマドリッド制度を利用することで、単一の国際商標出願書類を提出して単一言語で手続を行い、手数料一式を支払うことで、マドリッド制度の締約国 PDF, Madrid System members の一部または全部において商標保護を求めることができます。また、出願の審査経過を随時追跡することができます。

国際商標出願は、マドリッド協定議定書に定められた要件・手続に従って行います。国際商標登録の保護の範囲は、マドリッド制度の各指定締約国の国内法によって定められます。

マドリッド制度を利用するには

マドリッド制度のいずれかの締約国の国民であるか、締約国に住所または営業所を有する場合、国際商標出願をすることができます。その締約国の知的財産庁が「本国官庁」になります。

重要: 国際商標出願をする前に、自国の知財庁 (本国官庁) を通じて、国内商標出願または国内商標登録を行う必要があります。その「基礎商標」が、国際商標登録の基礎となります。

マドリッド制度の複数の締約国と関わりがある場合 (例えば、アメリカ合衆国在住のメキシコ国民である場合) 、選択する官庁に「基礎商標」があれば、どちらの締約国を「本国官庁」に選んでも構いません。

国際出願シミュレータ―

WIPOのツール「International Application Simulator」(国際出願シミュレータ―) を使って、マドリッド制度の出願適格があるかどうか、また、ターゲット市場において保護を求めることができるかどうか、出願手数料がおよそいくらになるか、調べることができます。

International Application Simulatorにアクセスする

代理人

出願人に代わって国際商標出願と登録の管理を行う個人または法人を代理人として選任することができます。選任した代理人は、通信に署名したり、その他の手続を行ったりすることができます。WIPOは通常、通信・通報を全て代理人へ直接送付します。重要: 一度に選任できる代理人は1人だけです。代理人についての関連情報

参考資料

関連リンク