オーストラリアの商標出願人の商品・役務リストでWIPO標準用語が利用可能に

2024年4月9日

オーストラリア知財庁(IP Australia) は2024年3月26日、国内商標登録及び国際商標登録 (マドリッド制度) における商品及び役務の分類で、WIPO標準の用語の使用を開始しました。

Photo of a man and a woman slotting a removal box into a row to make a complete square
(Photo: Getty/Martin Barraud)

利用者のメリット

  • オーストラリアで保護を求めることが可能な商品・役務の選択の幅が広がり柔軟に – マドリッド制度の商品・役務リストに含まれる用語は、オーストラリア知財庁のリストよりも広範囲にわたります。
     
  • 審査実務の調和化により、オーストラリア国内の商標を出願する場合であっても、またマドリッド制度経由で海外にブランドを拡大する場合であっても、手続負担の軽減につながります。
     
  • オーストラリア国内・国外での国際商標登録にかかる時間短縮 – 国内登録と国際登録のリストで使われる用語を統一することで、保護の拒絶が発せられるリスクを軽減できます。

商品及び役務の分類

eMadridからアクセス可能なMadrid Goods and Services Managerを利用することで 、国際商標登録を求める商品・役務のリストを作成または確認する際に、WIPO標準の用語を用いることができます。

注: 国際商標登録では、国内/広域の商標出願や商標登録 (基礎商標) の商品・役務リストが受け継がれます。国際商標登録での保護範囲は、基礎商標よりも狭めることはできますが広げることはできません。

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