マドリッド制度の成功事例: 初音ミク – 物質界を超えて創造性に声を与える

2023年12月5日

日本のテクノロジー企業、クリプトン・フューチャー・メディア (クリプトン社) は、歌声合成ソフトウェア (ユーザーが歌詞とメロディを入力することで人間の歌声を合成できるソフトウェア) とバーチャルシンガー「初音ミク」をリリースし、一躍世界の注目を浴びました。初音ミクの世界的な人気が高まるにつれ、クリプトン社の知的財産 (IP) ポートフォリオも拡大しました。

Crypton Future Media's virtual singer Hatsune Miku performing on stage

WIPOのマドリッド制度 – クリプトン社の海外における最強の味方

WIPOのマドリッド制度を利用することで、クリプトン社は、複数のターゲット市場において初音ミクの国際的な商標保護を簡便にかつ費用効率よく実現することにより、海外における同社のIP資産を狙おうとする、競合他社による悪用を防止することに成功しています。

我が社は多くの国や地域でブランドを守る必要があります。マドリッド制度では、一度の国際商標登録出願で、簡便な方法でこれを実現することが可能です。本制度は、クリプトン社のような規模の小さい企業にとっては大きな助力となるものであり、時間と費用の節減につながっています。自国での商標登録を検討している起業家は、同時にマドリッド制度の利用を真剣に検討すべきです。

クリプトン社

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