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WIPO Re:Searchは、顧みられない熱帯病やマラリア、結核との闘いに150番目のメンバーを追加

2021/01/25

WIPO Re:Searchは、顧みられない熱帯病(NTDs)、マラリア、結核(TB)と戦うグローバルネットワークに150番目のメンバーを迎え、コロンビアの由緒あるアンティオキア大学がこのWIPO官民パートナーシップに参加しました。

WIPOと米国を拠点とするBIO Ventures for Global Health(BVGH)は、顧みられない熱帯病(NTDs)、マラリア、結核の初期段階の研究開発(R&D)を促進するために、2011年にWIPO Re:Searchを設立しました。これは、国際的な医療研究団体間で知的財産(IP)を使用料不要で共有することで実現されます。対象となる病気は、世界中で約20億人に影響を及ぼし、世界で最も脆弱な人々を不均衡に襲っています。 

アンティオキア大学のPECETの内部(写真:PECETの著作権と許諾)

WIPO Re:Searchのメンバーには、製薬会社、大学・研究機関、および非政府組織が含まれます。新たにメンバーとなったアンティオキア大学を加えると、コンソーシアムには現在、6大陸44カ国の150のメンバーが参加しています。現在までに、このコンソーシアムは、分子、化合物、データ、専門知識などの知的財産を共有するための165の共同研究を確立しています。 

「WIPO Re:Searchは、そのグローバルな官民ネットワークにおける知的財産の創造的な共有を通じて、恵まれない人々に不均衡に影響を与える壊滅的な病気と闘うための研究開発を前進させるためのイノベーションの力を養うとともに、これを証明しています。」と、WIPOグローバルチャレンジ・パートナーシップ部門事務局長補(ADG)のEdward Kwakwa氏は述べています。そして、「アンティオキア大学の科学的専門知識は、この共同の取り組みをさらに強化します。」とも述べました。

BVGHの社長であり最高経営責任者(CEO)でもあるJennifer Dent氏は、次のように述べています。「アンティオキア大学をWIPO Re:Searchのコロンビア初のメンバーとして迎えることができ、大変嬉しく思っています」、「BVGHはパートナーシップを促進し、顧みられない熱帯病(NTDs)、マラリア、結核の研究を進めるために活動しているため、すべての流行国の研究者を関与させることが重要です。コロンビアは、感染症の研究の卓越した文化と名声を確立しています。私たちは、アンティオキア大学が世界中のWIPO Re:Searchの組織のネットワークにおいて強力な貢献者およびパートナーになると確信しています。」

アンティオキア大学は、エーザイ、GSK、ジョンソン&ジョンソン、メルク、MSD、ノバルティス、ファイザー、武田薬品という世界有数の製薬会社8社を中心とした地理的に多様で学術的に優れたメンバーに加わりました。 

すでに共同研究開発を行っているメンバーには、米国のマサチューセッツ工科大学、英国のリバプール熱帯医学校、カメルーンのヤウンデ大学、ブラジルの国立生物科学研究所、オーストラリアのウォルター・アンド・エライザ・ホール医学研究所、中国の広州生物医薬保健研究所が含まれています。これらの共同研究は、マラリア、オンコセルカ症(河川盲目症)、ビルハルジアとしても知られる住血吸虫症など、さまざまな疾患に関する科学を進歩させています。

1803年に設立されたアンティオキア大学(UdeA)は、コロンビアで最も古い大学の1つです。その研究活動は1960年頃までさかのぼります。現在、UdeAには268の研究グループと615人の研究者がおり、コロンビア第二の科学拠点となっています。

UdeAのPECET(Program for the Study and Control of Tropical Diseases)は、世界で最も貧しいコミュニティのための熱帯病の解決策を開発することを目的とした学際的な研究を行っています。

アンティオキア大学のPECETの内部(写真:PECETの著作権と許諾)

PECETは、世界保健機関(WHO)から医薬品とワクチンに関する教育、研修、研究、評価のための協力センターとして認定されており、リーシュマニア症治療薬の開発を中心に、中央アメリカ、地中海、サハラ以南のアフリカ、アジアの各地域で国際的な協力体制を構築しています。PECETの実績の一つに、皮膚リーシュマニア症の治療クリーム「Anfoleish」の開発があり、顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ(DNDi)と提携して臨床試験を実施しています。

「本学がWIPO Re:Searchに参加できることを大変嬉しく思います。私たちは、世界で最も貧しい地域社会における顧みられない熱帯病の負担を軽減するという共通の使命を共有するこのダイナミックな組織のグループに参加したいと考えています。他のコンソーシアムメンバーとの協力関係が、これらの壊滅的な状況との闘いの中で、新たな発見と進歩につながることを期待し、確信しています。」と、PECETのディレクターであるIván Vélez氏は述べています。

UdeAは、WIPO Re:Searchの新しいメンバーとして、天然物創薬、既存薬の再開発、in silico(コンピュータを活用した)創薬、in vitro(生体外)スクリーニング、前臨床試験、および臨床試験の分野で強力な専門知識を提供しています。

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世界知的所有権機構(World Intellectual Property Organization 、WIPO)は、知的所有権に関する政策、サービス、情報、協力のために設立された国際機関です。国連の専門機関である WIPO は、進化し続ける社会のニーズを満たすため、バランスの取れた知的所有権の国際的な枠組み加盟国193か国が構築できるように支援しています。また、複数の国で知的財産権を取得したり、紛争解決したりするためのビジネスサービスも提供しています。さらに、新興国が知的所有権の使用によるメリットを享受できるようにするための能力強化プログラムを提供しています。また、知的所有権情報の独自のナレッジバンクに対する無料アクセスを提供しています。

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