知財とスポーツ: Ready, Set, Innovate

著者: Nora Manthey(WIPOマガジン編集者)

2026/05/08

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2026年の特集号はスポーツと知的財産 (IP) に焦点を当て、今日のアスリート、イノベーター、観客を取り巻く世界への影響を探ります。1970年のWIPO設立条約の発効を記念して毎年4月26日に祝われる「世界知的財産の日」を記念して、「知財とスポーツ: Ready, Set, Innovate」というテーマで展開されます。

スポーツ分野では常にイノベーションが生まれており、数字からも裏付けられています。世界のスポーツテクノロジー市場は、今後数年間で4倍以上に成長すると予想されており、2030年代初頭までに現在の約300億米ドルから1,400億米ドル近くにまで成長すると予測されています。観客や参加者の側でも、ストリーミング配信やマーチャンダイジング、フィットネスムーブメントに牽引されて収益も増加しており、女性スポーツやアダプティブスポーツも成長してパラリンピックは大会ごとに過去最高の視聴者数を記録しています。

知的財産権は、放送の毎回、アスリートの一人ひとり、トレーニング用具の一つ一つを支えています。商標、意匠、特許、著作権、そして近年ではパブリシティ権も重要な役割を果たしています。人工知能 (AI) は、さらにこの状況を大きく変えつつあります。今日のAIは、アスリートの外見や声、特徴的な動きをアスリート本人の関与なしに再現できます。この論点については、ポーズの商標と合成メディアに関する記事で詳しく取り上げています。

アスリートやクリエイターに対する報酬も重要なテーマの一つです。こちらの記事では、ClicknClearなどのプラットフォームを通じて、フィギュアスケーターやスポーツ連盟がどのように音楽ライセンスを管理しているかをご紹介しています。またパラスポーツに関する特許が、競技大会の枠を超えてどのような価値を生み出すのか、そしてダンベルにどれほどのイノベーションとデザイン保護が凝縮されているかについても考察しています。

アスリート、イノベーター、主催者たちは、基本的な知財戦略を備えることによって、自分たちの活動を保護し、認知・評価の向上と公正な報酬確保に向けた機会を切り開くことができます。

WIPOマガジンでは、この夏を通して引き続きスポーツと知財に焦点を当てた記事を公開しますので、引き続きご注目ください。最新情報を受け取るには、ニュースレターの配信登録をご利用ください。

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