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世界で活躍する女性からのメッセージ 2 ~アムール法律事務所 代表弁護士 大渕愛子~

2023/06/22

日本の多くの人気テレビ番組へのご出演でも知られるアムール法律事務所の代表を務める女性弁護士・大渕愛子氏にインタビューを行いました。女性活躍についての日本の課題や多様化が果たす役割についてお話しいただくとともに、若くして独立をされたご自身の経験から、若い世代へのメッセージをいただきました。

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アムール法律事務所 代表弁護士 大渕愛子氏(右)WIPO日本事務所 所長 澤井智毅(左)(WIPO日本事務所にて)

各所で「女性活躍・多様化の推進」のご講演をされていらっしゃいますが、多様化が果たす役割について、お考えをお知らせください。

やはり日本は男性社会で、取締役会でも同じような顔ぶれが揃う傾向があります。これにより発想が画一化され、新しいものが生まれない状況は日本にとって勿体ないことです。そこに若者や外国人、女性など色々な人が入って新しい風を巻き起こし、わくわくするような新しいことに挑戦するような会社であれば、従業員も魅力的に感じ、より働く意欲が湧いてくるはずです。しかし現状は、日本人は皆疲れていて、言われたとおりにこなし、不満があっても我慢する、といった元気のない人が多い印象です。こうした状況を活性化するために、多様化は意味のあることと思います。一昔前は地位や名誉、お金の価値がとても高かったですが、今の若者はそれよりも刺激ややりがい、自身の能力が生かせるところに魅力を感じていると思います。つい閉じこもってしまうことは私にもありますし、誰しもがあることだと思いますが、周りを見渡して自分と違う価値観に触れたとき、嬉しく感じ、新しい発想が生まれて気持ちが昂るような経験が何度もあります。第三者の考えを知ること、外に開けていることは大事ですね。テレビ出演の経験も、自分にとってはイノベーションであり、普段とは違う世界を見せてもらえたことで知ったことや感じたことは今にも生きていると感じます。違う世界を見ること、違う業種の人と出会うことは肥やしになると思います。

働く女性の生き方と仕事術」についてご講演される機会も多いと聞いております。女性の働きやすさが主要国でワースト2位の日本、特に課題は何でしょうか。

そもそも女性が役職についている割合が非常に低く、女性が意思決定できない、自由度が非常に低いという点があります。意思決定が出来たり経営に参画したりすることでやりがいを感じるものですが、常に「女性はこうすべき」という枠組みの中で、女性がやることが限定されてしまっているように感じます。もちろん一昔前よりは良くなってきていますが、どうしても固定観念として残っています。女性はアイデアを持っていてもそれを押し殺してしまう、能力があってもそれを生かせないまま終わってしまうような企業の土壌がすごく勿体ないと感じています。これは、男性が差別しているのではなく、女性が遠慮しているというのもあると思います。そんなに構えなくても、普段通りの能力を発揮してくれたら良いという事を伝えないと女性も変われないのだと思います。家庭との両立については、女性は家のことをやるという考えが根強くあり、確かに育児は大変ですが、時には外の力を借りたり、夫婦で力を合わせてやっていくことが重要だと思います。女性があきらめてしまうのは、子供の頃からの教育や周りの目に慣れてしまっているからだと思います。女性が昇進する場面で、上司が覚悟を聞くようなことがありますが、そのせいで自信の無さが先に立ち、プレッシャーに感じてしまい、やる気をそいでしまうことが多々あるように思います。コミュニケーションを上手くとり、背中を押すことが大事だと思います。純粋な気持ちを引き出すような組織であれば、日本はもっと元気になると思います。岸田首相の言葉で、「若年人口が急減する2030年代に入るまでが、少子化傾向を反転できるかどうかのラストチャンス」とありましたが、まさに今がラストチャンスだと思います。日本の会社の取締役会は5-60代以上の男性が多くを占めているので、若者の考え方や何を求めているかに疎くなってしまいます。性別、年齢、専門分野も偏らないようにすべきで、様々な分野の方がいることでイノベーションが起こり、わくわくが生まれると思います。今変わらないと手遅れになると思います。

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アムール法律事務所 代表弁護士 大渕愛子氏(右)WIPO日本事務所 所長 澤井智毅(左)(WIPO日本事務所にて)

来年の世界知的財産の日のテーマは「SDGs」。ESG投資が2015年より急増する日本において、「ESG経営における企業法務・企業統治」のご講演も多い先生のお立場から、ご助言をいただけないでしょうか。

知的財産への投資がコーポレートガバナンスコードに書き込まれたのは2021年と最近のことですが、これは画期的なことであり、多くの日本企業がこれまで重きを置いてこなかった点にテコ入れしたような形です。経営層に対して知的財産への関心を高めてもらい、グリップしてもらう、という意図なので、今後変わっていかないといけない部分だと思います。知的財産に着目していくことでより活性化し、企業の価値が上がっていくということを是非伝えていきたいです。米国では無形なものに価値を見出しますが、日本は無形なものへの価値が低く見積もられ過ぎていると思います。

若くして独立をされたご自身の経験から、働く若者に向けてアドバイスをいただけないでしょうか。

仕事に悩んだときに様々な本を読みました。起業に関する本も読みましたが、「若いうちに失敗した方が良い」という言葉が自分に響き、失敗を恐れず踏み出そうという気持ちで32歳の時に独立しました。起業にリスクは勿論ありますが、やってみないと分からないことがあり、一つ一つの経験が自分を成長させてくれるので、勧めたいと思います。今いる環境が、大きな仕事を自分の意志を反映させながら進めることができるような組織であれば、既に起業しているも同然で理想的な状態であり、その場でずっと活躍していけると良いのではと思います。そうではなく、やりたいことが出来ずにくすぶっている場合は、出てみたら色々と違う世界があるよと伝えたいです。

私の場合は起業をして良かったと感じています。自分の意志でやりたいことが出来ているので、今でも仕事に行くときに冒険に出るような感覚があり、毎日が発見に満ちていて、喜びを感じます。若い人たちにもそういう選択肢がもっとあれば良いなと思います。