グリーン製品のIPマネジメント

2021/07/09

2021年6月17日および18日、WIPOはグリーン技術に焦点を当てたIPマネジメントクリニック(IP Management Clinic) を開催しました。このプロジェクトでは、選ばれたグリーン技術を有する中小企業に対し、WIPOスタッフが知的財産商業化の専門家と共に、企業の知的財産管理戦略に関するフィードバックやガイダンスを通じて、具体的な支援を行いました。

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(写真:ゲッティ)

 

グリーン技術関連の中小企業8社(ブラジル(2社)、日本(2社)、スペイン、スウェーデン、スイス、ウクライナ)がプレゼンテーションを行い、自社の事業戦略・知財戦略に加え、その課題について紹介し、3名の知的財産商業化の専門家、WIPO GREENおよびWIPOの知財ビジネス部の専門家、インテルおよびユニリーバの代表者から支援とフィードバックを受けました。この8社は、WIPO GREENのネットワークを通じて選ばれました。

WIPOの登壇者は、WIPOの取り組みや企業に提供できる支援を紹介し、営業秘密の管理に関するプレゼンテーションを行いました。シンガポール知的財産庁(IPOS)の代表者は、中小企業のIPマネジメントを支援するためのベストプラクティスを共有しました。

グリーン技術の特許戦略やグリーン製品のブランディングに関するグループディスカッションでは、中小企業が知財戦略を立てる際に直面する課題が浮き彫りになりました。

  • 資金調達の課題
  • 知的財産に関する認識とリソースの不足
  • 知的財産の商業化およびビジネスの成長と拡大に役立つ典型的な商業化ツールの理解
  • 知的財産の保護
  • 技術の適切なブランディング
  • 一部の市場への参入に伴う障壁

WIPOの今後の企業への支援強化について、参加者はアンケートを通じて考えを共有しました。その中で、企業が知的財産を認識し保護するためには、WIPOによる継続的な助言を受けることが重要であり、そうすることで、市場での製品の競争力を高めることができるという考えが示されました。

41の加盟国から137名という多くの参加登録があり、Q&Aセッションでは非常に多くの質問が寄せられたことから、参加者の関心と意欲の高さがうかがえます。

今回のワークショップでの議論と成果をもとに、製品サイクルの様々な段階で考慮すべき知的財産の課題を決定するための段階的なアプローチであるIP、マネジメントチェックリストが今後作成されます。

2日にわたって開催されたワークショップの様子は、各リンクよりご覧いただけます(1日目2日目)。