促進プロジェクト2021:インドネシアのパーム油廃棄物の価値を高めるための解決策を見つける

2021/03/11

WIPO GREEN は、東南アジア地域の主要な温室効果ガス(Greenhouse Gas, GHG)排出源を対象とした促進プロジェクト2021を開始しました。

(Photo: Winrock International)

インドネシアは、600以上のパーム油工場を有する世界最大のパーム油生産国です。パーム油生産の副産物の一つであるパーム油工場排水(Palm Oil Mill Effluent, POME)は、温室効果ガスであるメタンを大量に排出し、河川の動植物に悪影響を与える可能性があります。しかし、この排水には有機物が多く含まれているため、バイオガスの生産など、環境に配慮した利用が大いに期待できます。この可能性を利用して、この分野をより環境に優しいものにするために、様々な技術が開発されています。

WIPO GREENは、インドネシアの持続可能なパーム油生産に関する専門知識を有し、米国を拠点とする環境NGOであるWinrock International と共同で、POMEの処理と価値化のための環境技術の解決策を、パーム油工場がすぐに利用できるようにすることを目指しています。パーム油工場の具体的なニーズを把握した上で、技術的解決策のリストを作成し、その実用性と経済性を分析します。プロジェクトの最終的な目的は、現地の関係者がこれらの解決策を実施し、パーム油生産によるGHG排出量を削減し、東南アジア地域のパーム油産業をより持続可能なものにしていくことです。

促進プロジェクトとは?

WIPO GREEN促進プロジェクトは、気候変動、食糧安全保障、環境問題に対処するために、緊急のニーズを特定し、重点分野における革新的な環境技術の解決策との連携を促進することを目的としています。

特定の地域や技術領域に焦点を当てた促進プロジェクトにおいて、提供者と希望者は、環境技術の展開や移転につながる重要なつながりを作ります。

このプロジェクトは、環境技術の展望に関する関連知識を生み出し、潜在的な資金提供者、法律顧問、国内外の商業ネットワークへの入口となります。

WIPO GREENについて

WIPO GREENは持続可能な技術のためのマーケットプレイスで、気候変動に対処する世界的な取り組みを支援しています。そのオンラインデータベースと地域的活動を通じて、WIPO GREENは環境に優しいソリューションを促進し、環境に優しい技術への移行と普及を後押しするために、環境技術の希望者と提供者を繋げています。毎月配信のWIPO GREENニュースレターを購読いただけます。