注意: 以下の情報は PCT ニュースレターに当初掲載された時点では正しいものでしたが、一部の情報はすでに適用されない可能性があります。例えば、関係する PCT ニュースレターが発行されて以降、PCT 規則、実施細則、そしてPCT 様式に修正が行われた可能性があります。また、特定の手数料の変更や特定の出版物への参照は、すでに有効ではない場合があります。PCT 規則への言及がある場合は常に、実務アドバイスの掲載日に施行されている規則がその後修正されていないか慎重にご確認下さい。

国際出願手数料と様々な通貨の換算額の決定方法

Q: 当方はオランダ人の出願人であり、欧州特許庁又はWIPO国際事務局に出願する際には、適用する手数料をユーロで支払います。手数料はePCTを利用して新規PCT出願を行う際に自動的に計算されますが、PCTの手数料がいつ、どのように変更されるのかを理解したいと思っています。例えば、当方がユーロで支払う国際出願手数料は、数年前から毎年年初に値上げされています。この値上げはどのように決定されているのでしょうか?

A: 国際出願手数料は国際事務局が提供するサービスに支払われ、PCT総会によってスイスフラン (CHF) で固定されています。当手数料はPCT規則に附属する手数料表に設定されており(/pct/en/docs/texts/pct-regs.pdf#page=187)、現在の額は1,330スイスフランであり、加えて30枚を超える用紙1枚当たり15スイスフランとなり、電子出願や特定の国からの出願人には特別な減額があります。手数料は、出願人がPCT出願のため選択した受理官庁が定める通貨 (又は複数の通貨のうちいずれか) で支払います。PCTの利点の一つは、出願人は出願手数料 (送付手数料、国際出願手数料と国際調査手数料) を一つの官庁に支払うことができる点です。各受理官庁が受取る通貨を決定します。

スイスフランで固定された国際出願手数料の額は、長年変更されていません。従って、発生する変動は換算額の基礎となる為替レートの変動によるものです。手数料がスイスフラン以外の通貨 (関連する受理官庁が決定する通貨であり、この実務アドバイスのケースではユーロ) で受理官庁に支払われる場合には、日々の為替レートの変動を避けるため各通貨の換算額が設定されます。通貨がスイスフランに自由に交換することができるものであるときは、WIPO事務局長は、関係官庁との協議後、10月の第1月曜日の為替レートに従い、換算額を毎年決定します。この換算額は、基本料金である国際出願手数料だけでなく、30枚を超える用紙1枚当たりの手数料、手数料表の項目4に記載されている電子出願の減額 (該当する場合) や取扱手数料 (PCT規則57.2(d)(i)) に基づき、国際予備審査請求が行われた場合に国際事務局が提供するサービスに支払われる) にも適用されます。このような換算額の調整は通常、暦年の翌年初日に発効します。詳細は以下をご利用下さい。

/pct/en/docs/fees.pdf

年間を通して適用される為替レートが、4回連続した金曜日で継続して最後に適用された為替レートより少なくとも5%高い又は少なくとも5%低い場合には (再度、関係官庁との協議後)、これらの換算額はさらに変更されます。新換算額は通常、公示 (PCT公報) の発行日から二か月後に適用されます。公示 (PCT公報) /pct/en/official_notices/index.html. をご参照下さい。

同様に、国際調査機関と補充調査に指定された機関が提供するサービスにそれぞれ支払う調査手数料と補充調査手数料は、各機関が受け取る通貨で独自に設定しており、それらの換算額も上述した方法で設定され (それぞれPCT規則16.1(d)(i) 及び45の2.3(b)に基づく)、PCT手数料表に表示されています。例えば、受理官庁である国際事務局 (RO/IB) に米国の共同出願人と共に出願し、国際調査の実施をUSPTOに依頼し、全ての手数料の支払をユーロで希望する場合には、USPTOが米国ドルで固定している国際調査手数料の換算額に相当する額をユーロで支払うことになります。

詳細は、Directives of the PCT Assembly Relating to the Establishment of Equivalent Amounts of Certain Fees「所定手数料の換算額の決定に関するPCT総会が定めた指針」に規定されています。以下からご利用下さい。

/pct/en/fees/equivalent_amounts.html

PCT手数料の詳細については、以下の専用ページをご利用下さい。

/pct/en/fees/
(訳者注: ページ右上の言語切替ドロップダウンリストから日本語が選択可能)