ベリーズがマドリッド制度に加盟

2022年12月6日

マドリッド制度に新たにベリーズが加盟し、WIPOが管理する国際商標登録制度である本制度によって商標保護が可能な範囲が129か国に拡大しました。

ベリーズ政府は2022年11月24日、マドリッド協定議定書への加入書を寄託しました。これによりベリーズはマドリッド制度の113番目の加盟国となります。本加盟により、中南米カリブ海地域における商標保護のための選択肢としての本制度の重要性は世界的にさらに高まることになります。

Photo of the Belize flag
(写真: Getty/Oleksii Liskonih)

マドリッド協定議定書はベリーズで20232月24日に発効します。

同国での商標の保護

2023年2月24日以降

  • ベリーズの商標出願人は、マドリッド制度を通じて単一の国際出願書類を提出し手数料一式を支払うことで、128か国に及ぶ他のマドリッド制度加盟国・領域について、商標保護を求めることができるようになります。

  • 世界各地のマドリッド制度ユーザは、ベリーズを指定することで、同国における商標保護を求めることができるようになります。

  • 商標の国際登録の名義人は、国際登録の地理的保護範囲を拡張するためにベリーズを事後指定できるようになります (eMadridの「EXPAND PROTECTION OF YOUR REGISTRATION」(登録の保護の拡張) サービスから事後指定手続が可能)。

更なる情報

ベリーズの商標法及び手続方法については、eMadrid上のMember Profiles Databaseに近日中に掲載されますので、ご確認ください。

マドリッド制度について

マドリッド制度は、商標の国際的な保護取得と管理を目指す利用者に利便性が高く経済的な手段を提供する制度です。マドリッド制度の手続言語 (英語、フランス語またはスペイン語) で作成した単一の国際出願書類を提出し、手数料一式を支払って手続を行います。eMadridからアクセス可能な各種オンラインサービスを使って、国際出願の作成や国際出願のステータスの追跡、国際登録の管理等を行うことができます。

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