オーストリアのブランドオーナーの皆様にMadrid E-Filingをご利用いただけるようになりました

2019年1月15日

海外での商標保護を希望しているオーストリアの商標名義人は、Madrid E-Filingを通じてオンラインで出願でき ます。Madrid e-filingサービスは、マドリッド制度を通じて商標の国際保護の範囲を拡大する際に商標出願人が利用できる、よりシンプルで確実な方法です。

201811月にジョージアの知財庁にてサービスが開始された後、オーストリアの特許庁でも商標コミュニティにe-filingサービスが提供されるようになりました。

オーストリアの知財庁は、Madrid e-filingを利用した出願が従来の書面による出願と比べて安いだけでなく、WIPOへの1度の支払いに国内手数料が含まれることを強調しています。

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(Image: Getty Images/alengo

その他の利点:

  1. 各国の知財庁のデータベースに自動入力されている重要な情報により、出願の欠陥を削減。
  2. マドリッド協定議定書の35締約国における商品・役務および受容性を一覧にしたMadrid Goods & Services Managerシステムへの直接アクセスが可能。
  3. 商品・役務に関する記述に使用できる最新のドイツ語から英語への翻訳ツール。
  4. 本国官庁における効率化された証明手順。
  5. WIPOと同期化した出願。
  6. E-filingダッシュボードに表示される最新の出願状況。

新サービスの使用方法

1.  オーストリア特許庁のウェブサイトにログオンする。

2.  商標または出願の基本参照番号を入力し、自動入力された出願を確認する。(オーストリア知財庁の記録によるデータをもとに)

3.  指定の締約国官庁および保護を希望する商品・役務を選択する。

4.  商標、名義人、代表者、対応言語に関する情報を入力する。

5.  WIPO予納口座またはクレジットカードを使用して手数料を支払う。

検証した後、システムは登録のため、出願書をWIPOに直接送信します。

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