WIPO-ASEAN 若者 (ユース) のためのデジタル・フォーラム

2024年1月30日

WIPOとASEAN青年機構 (ASEAN Youth Organization) およびマレーシア知的所有権公社の共催によるWIPO-ASEAN 若者 (ユース) のためのデジタル・フォーラム (WIPO-ASEAN Youth Digital Forum) が、「FIT/日本知的財産グローバルファンド (FIT/Japan IP Global)」の支援を受けて、「強靭なASEANデジタル経済の構築: 若手起業家と知的財産権」(“Building a Resilient ASEAN Digital Economy: Youth Entrepreneurs and Intellectual Property Rights”) をテーマに、2023年11月15日から17日にかけてマレーシアのクアラルンプールにて開催されました。

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画像: WIPO

本フォーラムでは、若手起業家の結束、デジタル経済、知的財産 (IP) に焦点が当てられました。資金調達の難しさ、インフラの格差、国ごとの法律の複雑さなど、ASEAN地域の若手起業家が直面している主な課題に関する議論のほか、特定の知的財産関連の問題が取り上げられました。

本フォーラムでは、以下の事項が提起され、議論されました。

  1. デジタル経済における知的財産権の重要性に関する認識の欠如 (侵害のリスクの増大、イノベーティブな資産の過小評価、不十分な知的財産保護またはその欠如につながる)
  2. 知的財産権に関する誤解 (例えば、各種知的財産権の違い、知的財産の登録は費用が高額/複雑、市場ごとの知的財産の登録、従業員によってもたらされたアイデア/発明の所有権、知的財産戦略と事業計画は別々のものであり前者は後から行ってもよいなど)
  3. 知的財産権を登録・権利行使するためのリソースの制約 (知財を保護・防御する能力が制限される)
  4. デジタル海賊版や模倣品への対応 (侵害者や海賊版に対する知的財産権の行使は困難で時間がかかる)
  5. 知的財産権を確保するプロセスの迅速化 (特許や商標の取得の遅れは急速な進歩を遂げているデジタル経済における若手起業家の競争力に影響を及ぼす)
  6. 国境を越えた知的財産権の管理 (様々な市場で知的財産権を確保し国内外の知的財産制度を使いこなす方法がわからない)
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画像: WIPO

参加者からは肯定的な評価が得られ、知財の活用について学ぶ機会を増やしてほしいという要望が高いことがわかりました。これに対応するため、今後数か月にわたり、ASEAN諸国から選んだ参加者を対象に、特許に関する特定のテーマについてカスタマイズした実践的なアドバイスを提供するリモートメンタリングセッションを計画しています。

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