ボツワナ産バスケットの最新ブランディングプロジェクト 

2019年10月2日

2019年9月17〜18日、ボツワナのカサネにてブランディングプロジェクトのトレーニングワークショップを開催しました。このワークショップにはボツワナ北部のチョベ地区にある小さな村の編み手31人が参加しました。このイベントの目的は、WIPOのタイタバスケット ブランディングプロジェクトの成功例に従い、彼女たちのバスケットをブランディングするプロジェクトを立ち上げることにありました。

ボツワナのカサネが9月に、現地のバスケットの編み手を対象にしたワークショップを主催しました。彼女たちは商標制度について学び、品質基準およびバスケットに適用される評価制度について議論を重ねました。

伝統的な女性職人の技

ボツワナではケニアと同様に、バスケットは農村地域に住む女性たちによって伝統的に作られてきました。バスケット作りは、世帯の生活に必要な基本的なニーズを満たすために使用する現金収入を得るための生計戦略です。バスケット作りの知識は母から娘へと、代々受け継がれてきました。

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グループでバスケットを編む (写真: JPO/津田 真吾) 
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バスケットを編むための実地訓練(写真: JPO/津田 真吾) 

この発展的なプロジェクトの本拠地であるチョベは、ンガミランドと並んで、ボツワナで最も有名な観光地のうちの1つです。特にその象の数の多さで知られている豊富な野生生物を見るために、世界中から観光客がチョベに訪れています。これら観光客がバスケットの主な購入者です。

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チョベ川の岸にいる象(写真: JPO/津田 真吾)

バスケットは地域原産の「モコラ」と呼ばれる若いヤシの木の葉で作られています。バスケットは、土地固有の植物で染めることで自然に色付けされた葉を編み込んで作られる、様々な伝統的模様で装飾されています。バスケットは一つずつ、熟練の技を持った職人の手で手編みされています。細部にまでこだわりを尽くした高品質の織物です。

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モコラヤシの葉の収穫 (写真: JPO/津田 真吾)
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バスケットの編み手の村 (写真: JPO/津田 真吾)

地域ブランドを作るための共同作業

ワークショップは、チョベバスケットに注目した多段階ある知的財産関連のブランディングプロジェクトの最初の一歩でした。参加者は商標制度やケニアのバスケットの編み手がすでに実践してきた手順について学びました。そして、共同商標のロゴのデザイン、品質基準、評価基準について集中的に話し合いました。

チョベ地区には、バスケットの編み手による3つの小さな生活協同組合があり、それぞれが孤立して作業をしています。彼女たちは、地域ブランドとしてバスケットを販売促進するための共同商標を持つという目標に向けて、共に働き始めたところです。

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評価制度について話し合う参加者(写真: JPO/津田 真吾)
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ロゴのデザインについて話し合う参加者(写真: JPO/津田 真吾)
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熟練の編み手 (左) によるバスケット作りの実地訓練(写真: JPO/津田 真吾)

生活協同組合として共に働き始めると、お互いから学ぶことができ、安定した製品を大量に生産できるようになります。知的財産という資産があれば、そこから利益を得ることができます。これにより、国際市場に参入できるようになります。

開会の挨拶、ボツワナ投資産業省生活協同組合開発部 生活協同組合主任監査(事業開発) Goloswang Ramogala氏
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参加者に対応するボツワナ投資産業省生活協同組合開発部 生活協同組合主任監査 (事業開発) Goloswang Ramagala氏 (写真: JPO/津田 真吾)

私たち、ボツワナ人は個人で働く傾向にあります。これは大きな問題です。私たちが協力すれば、多くのことを達成できます。私は、私たちが共に働く必要があるということに気づきました。CIPAでは、あなたたちの知的所有権を保護します。共同商標はバスケットのマーケティングおよび価格設定に役立つでしょう。お客様がただの「バスケット」ではなく、「チョベバスケット」を見に来るのを楽しみにしています。

開会の挨拶、ボツワナ企業知的所有権機関 企業所有権登録官Timothy Moalusi氏
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討論のセッションに参加するTimothy Moalusi氏(写真: JPO/津田 真吾)

ワークショップは、日本特許庁(JPO)企業知的所有権機関 (CIPA)投資産業省生活協同組合開発部の協力のもとWIPOの主催で開催されました。

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