Madrid e-Filing: モンゴルでも利用可能に
2023年10月14日
東アジアで初めて、マドリッド制度締結国 のモンゴルでWIPOのMadrid e-Filingサービスが利用可能になります。モンゴルが新たに参加したことで、Madrid e-Filingサービスを利用する官庁は合計21庁になります。
2023年10月15日より、モンゴルの商標出願人・権利者は、モンゴル知的財産庁 (IPOM) のウェブサイトから直接オンラインで商標の国際登録出願を行うことができるようになります。
Madrid e-Filingでは、クレジットカード、WIPO予納口座、PayPalなどの支払方法が利用可能です。
モンゴルの商標出願人・権利者はMadrid e-Filingを利用することで、安全性の高いオンライン環境で、国内商標登録の保護範囲を申請できるようになります。モンゴルのユーザにとってのMadrid e-Filingの最大の利点はおそらく、IPOMと直接連絡できることと、WIPOからの欠陥通報をオンラインで受領して応答できることでしょう。利便性が高く時間の節約につながるプロセスが提供されます。
モンゴル知的財産庁 (IPOM)
Madrid e-Filing: 完全にデジタル化されたプロセス
Madrid e-Filingは、ユーザが商標の国際出願を行い、知的財産庁がそれを処理するために、完全にデジタル化された効率的な環境を提供するものです。商標出願人は、本国官庁と直接連絡できるようになるだけでなく、世界知的所有権機関 (WIPO) からの欠陥通報についてもこのプラットフォームを通じて受領・応答できるようになります。ユーザは、安全性の高いこのシステムを利用して、貴重な時間を節約することができます。
Madrid e-Filingを利用するメリット
- 国際出願作成の際に、国内での商標出願・登録の主な情報が自動入力されるため、欠陥の削減につながります。
- 商品・役務リストを直接作成し、マドリッド協定議定書の40の締結国における商品・役務表示の受入可否を確認することができます。
- 本国官庁における認証手続が効率化されます。
- 処理時間の短縮につながります。
- いつどこにいても出願ステータスをリアルタイムで確認できます。
Madrid e-Filingの利用方法
- モンゴル知的財産庁 (IPOM) のウェブサイトからMadrid e-Filingにアクセスします。
- ログインし、「New application (新規出願)」を選択します。
- 基礎商標 (モンゴル国内の出願・登録) 番号、および主な情報 (出願人/名義人の氏名、商標の種類、標章、商品・役務など) を入力します。
- 画面の指示に従って出願を完了します。
関連情報
- Madrid e-Filingの詳細情報
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