Madrid Monitorに新機能が登場
2023年5月16日
マドリッド指定国における商標の保護状況の確認が、さらに簡単になりました!
eMadridデジタルゲートウェイにおいてMadrid Monitorの最新バージョンをリリースしました。最新バージョンでは、新たに「Designation Status (指定状況) 」タブが設けられており、全ての国際商標登録について、各マドリッド締約国における保護状況の概要をより明確に知ることができます。
新たな機能
- 上部のバナーに、各国際登録についての主な情報 (ロゴ、名義人、満了日、登録日、商品・役務の区分) が掲載されます。
- 新たに設けられた「Designation Status (指定状況) 」タブより、各マドリッド指定国における保護状況を確認することができます。
- 表示されている各指定国をクリックすると、その国で登録されている商品・役務の区分等の追加の情報や、そのマドリッド締約国の指定に関連する全ての手続・文書についての情報がMadrid Monitorに表示されます。
- 表示されている指定国の詳細情報中の「PDF」リンクをクリックすることで、その指定国が保護を付与した特定のニース分類について、非公式の保護証明書 (certificate of protection) をダウンロードできるようになりました。
- 「Real-time status (リアルタイム・ステータス) 」タブも改善されました。手続の表示順を降順 (日付の新しい順) に変更するとともに、いくつかのラベルを明確化しました。
操作方法
- eMadridにアクセスし、「MONITOR YOUR REGISTRATION (国際登録のモニタリング)」を選択します。
- ページ上部のバナーにある「Designation Status (指定状況)」リンクをクリックして、新しいバージョンのMadrid Monitorに切り替えます。
- 検索バーに、任意の検索キーワードまたは国際登録番号を入力します。
- 結果ページにおいて、一覧から任意の検索結果をクリックして、その国際登録の詳細ページを開きます。
- Madrid Monitorの新しい機能をご利用いただけます。
WIPOは、これらの改良を実現するために、マドリッド制度ユーザグループの100以上のメンバーや、多くのユーザ団体、WIPOのカスタマーサービスおよび商標専門家などの関係者と緊密に連携しながら作業を進めてきました。
これらの関係者がテスト・設計段階に参加してくださったおかげで、今回のMadrid Monitorの改訂版のリリースが可能になりました。
eMadridにおけるWIPOマドリッド制度のオンラインサービスに関するフィードバックの提供、および今後の調査研究活動への参加をご希望の方は、マドリッド制度ユーザグループにぜひご参加ください!