WIPOユーザアカウント (WIPO Account) – 利用規約

利用者は、WIPOユーザアカウントシステムにアクセスし、またはWIPOユーザアカウントシステムを利用することによって、本利用規約に拘束されることに同意するものとします。

1. 定義

本利用規約において使用する用語の定義は以下のとおりとします。

「WIPOユーザアカウント」(WIPO Account) または「WIPOユーザアカウントシステム」(WIPO Account system) とは、W IPOの各種オンラインサービスへのアクセス認証を行うするために使用されるユーザのプロフィール情報を保存するWIPOのシステムを指します。

「利用者」とは、WIPOユーザアカウントを作成した者を指します。

2. サービスの利用

2.1 WIPOユーザアカウントは、一意 (ユニーク) かつ個人用のアカウントであり、個 人利用者により保持されるものです。

2.2 利用者が、会社、組織、著作者または知的財産権の権利者の代わりにWIPOユーザアカウントを使用する場合、 利用者はそのような権限を有していることを保証するものとします。

2.3 WIPOユーザアカウントが作成される際に提供される情報及び当該情報がその後変更される場合に提供される情報は正確な情報でなければならず、その情報の正確性は利用者により保たれるものとします。

2.4 利用者のログイン認証情報は個人的かつ機密な情報です。利 用者は他者のWIPOユーザアカウントを使用してはなりません。利用者が自身のアクセス認証情報 (ユーザ名、パスワード、高度な認証用の情報) を他者に開示し、または共有することは認められません。利用者は、 自身のログイン認証情報を他者に開示したことに起因または関連して生じるあらゆる損害について責任を負うものとします。利用者は、自 身のログイン認証情報が不正に使用されていることに気付いたときには直ちにWIPOに通知することに同意するものとします。ま た利用者はそのような場合には遅滞なくパスワードを変更することが推奨されます。

2.5 利用者が、何 らかの法域において違法とみなされる行為のためにWIPOユーザアカウントシステムを利用することや、当該システムの品質を低下させ、または当該システムを回避する不正利用を行うことは、禁じられています。利 用者は、WIPOユーザアカウントシステムの利用を通じて提供される一切のデータに関して、WIPOまたは他者の評判を損なうような歪曲、カット編集、変更その他の行為を行ってはなりません。

2.6 WIPOは、WIPOユーザアカウントの利用がその時点で有効な本利用規約に違反しているとみなされた場合、 またはWIPOユーザアカウントが一定期間利用されなかったことにより当該アカウントがすでに使用されていないことが示された場合には、そ の単独の裁量により当該WIPOユーザアカウントを無効にする権利を留保します。

2.7 WIPOユーザアカウントを利用してアクセスすることが可能なWIPOのオンラインサービス及びデータには、 個別の条件が適用される可能性があります。利用者は、かかるサービス及びデータにアクセスする際にはかかる条件に従うことに同意するものとします。

3. コネクションとアクセス権 (該当する場合)

3.1 利用者は、「コネクション」機能を使ってWIPOユーザアカウント同士を連携させることができます。WIPOユーザアカウント間で「コネクション」が成立すると、WIPOのシステムで保管されるデータへのアクセス権・許可をユーザ間で共有することが可能になります。

3.2 利用者は、WIPOユーザアカウントの他の利用者との間で行われるコネクションの申請、申請承認及び維持について、単独で責任を負うものとします。利用者は、自己の責任において、アクセス権の付与、変更及び削除を含め、自身のデータに関してほかの利用者に付与したアクセス権のアクセスレベルを適切なレベルに保つものとします。

3.3 利用者がほかの利用者にアクセス権を付与してデータ共有を行った結果生じるいかなる事由についても、WIPOは責任を何ら負わないものとします。

3.4 WIPOのオンラインサービスに保存される機密データに関する専用のアクセス権がWIPOユーザアカウントに設定されている場合には、WIPOは、当該アカウントが一定期間利用されなかったことにより当該アカウントがすでに使用されていないことが示されたときには当該WIPOのオンラインサービスへのアクセス許可を取り消す権利を留保します。

4. 高度な認証 (該当する場合)

4.1 WIPOのシステム及びオンラインサービスの一部では、利用者は、アクセス許可を得るために追加認証 (高度な認証) の手順に従うことが求められる可能性があります。

4.2 WIPOユーザアカウントに関係する可能性のある高度な認証の方法には、認証用アプリ、SMS方式のワンタイムパスワード及びサポートされる電子証明書が含まれます。高度な認証の方法の管理には、利用者のログイン認証情報と同様の安全管理を適用しなければなりません。利用者はまた、高 度な認証の方法を共有してはなりません。高度な認証については、何らかの理由で認証方法の1つが利用できなくなる場合に備えて、2つ以上の認証方法を設定することが推奨されます。

5. サービス水準

5.1 WIPOは、WIPOユーザアカウントシステムの可用性を24時間365日体制で最大化するために必要な全ての措置を講じます。しかしながら、本サービスの提供は、定期保守の実施または不測の事態の発生により、随 時停止する可能性があります。サービスの停止または保守に関する情報は、可能なときは、WIPOのウェブサイト上で公表されます。

5.2 WIPOユーザアカウントシステムのサービスは、業界標準のセキュアなプロトコル「https://」を 通じて提供されます。

6. WIPOの名称及びロゴの使用 / 知的財産権

6.1 利用者は、使用許諾の申請書面をWIPOに送りWIPOから書面による具体的な許諾を得た場合を除き、WIPOの名称、ロゴまたは頭文字を使用する権利を有しません。

6.2 利用者は、WIPOユーザアカウントが、そのデータ編集方式、提供形式及びデザインを含め、知 的財産権に関して適用される法律により保護されていることを認めるものとします。

7. 一般的な免責事項

7.1 利用者はWIPOユーザアカウントシステムの使用について単独で責任を負うものとし、当 該システムの使用の結果生じるいかなる事由についてもWIPOは責任を何ら負わないものとします。またWIPOユーザアカウントシステムの使用の結果として利用者に生じる取引、収益または利益の損失を含む (ただしこれらに限定されない) あらゆる直接損害、付随的損害、派生的損害、予定損害、特別損害、懲罰的損害または違約金若しくは制裁金について、WIPOは責任を何ら負わないものとします。

7.2 WIPOの合理的支配の及ばない事由若しくは事情に直接的若しくは間接的に起因して生じるWIPOの義務の履行遅滞若しくは不履行またはWIPOユーザアカウントシステムの途絶については、W IPOは一切の責任を負わないものとし、また、WIPOによる不履行が生じているとはみなされないものとします。

8. 名称及び表示に関する免責事項

WIPOがWIPOのウェブサイト及びオンラインサービスで使用している名称や表示は、いずれかの国、領域、都市または地域の法的地位に関するWIPOの意見の表明を何ら意味するものではありません。

9. 個人データとプライバシー

利用者は、WIPOがWIPOのプライバシーポリシーに従って個人データを使用する可能性があることを了承するものとします。当該プライバシーポリシーは、本条項での言及により、本利用規約の一部として適用されます。

10. 本利用規約の変更

WIPOは、その単独の裁量により、本利用規約をいつでも変更することができます。変更は全て本サイト上で公表されます。別段の記載がない限り、変更の効力は、変更後の本利用規約の公表直後に生ずるものとします。

11. 特権及び免除

本利用規約に含まれ、または関連するいかなる事項も、WIPOが国際機関及び国際連合の専門機関として享有する特権及び免除の放棄とはみなされず、または解釈されないものとします。

12. 紛争解決

12.1 本利用規約に起因または関連してWIPOと利用者との間に発生し友好的に解決されなかったあらゆる紛争は、その時点で有効なUNCITRAL仲裁規則 (UNCITRAL Arbitration Rules) に従った仲裁手続に付託されるものとします。両当事者は、かかる仲裁手続の結果として下された仲裁判断をかかる紛争の終局的判断とし、かかる仲裁判断に拘束されるものとします。

12.2 WIPOユーザアカウントシステムの使用に関連して利用者と当該利用者以外の利用者を含む第三者との間に発生するいかなる紛争についても、WIPOは何らの責任、義務または債務をも負わないものとします。