2021年世界知的所有権の日 「知的財産(IP)と中小企業 :あなたのアイデアで新しい事業を」

ジュネーブ, 2021/04/22
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今年の世界知的所有権の日の祭典では、中小企業が主役を務めます。ダレン・タンWIPO事務局長は、中小企業は世界経済を支える「陰のヒーロー」であり、コロナ後の世界経済の成長においてエンジンの役割を果たすと述べました。

タン氏は4月26日の世界知的所有権の日を祝うビデオメッセージの中で、中小企業は世界中の全企業の90%以上を構成し、世界の労働者の70%を雇用していると述べました。[1]そのため2021年世界知的所有権の日では「知的財産(IP)と中小企業:あなたのアイデアで新しい事業を」をテーマとして掲げています。

「簡潔に言えば、中小企業は経済のエンジンであり、陰のヒーローなのです。しかし、多くの中小企業にはアイデアを製品やサービスに変換するために知的財産を活用する方法、また、企業が生き残るだけではなく、競合し、発展するために知的財産を強力なツールとして使用する方法についての知識が欠けています。

当然、中小企業は世界中のあらゆる地域で様々な課題に直面しており、支援の形も地域の必要性に合わせてカスタマイズする必要があります。しかし、それにも関わらず、私たちが共に中小企業を支援するという意思を表示することは、中小企業にとって力強いメッセージになるでしょう。」とタン氏は述べました。

タン氏は2020年10月にWIPO事務局長に就任して以来、中小企業の支援を優先事項としてきました。タン氏は事務局長としての最初の取り組みとして、同機関の8つのセクターの一つである「知的財産(IP)・イノベーション・エコシステム・セクター」を設立しました。このセクターは中小企業、起業家、研究者が知的財産を商品化し、事業の成長のためにそれらを利用できるよう支援することを使命としています。

「私たちが中小企業に提供する支援がどんな形であれ、それは、地域経済の基盤、ひいては世界経済の中核に関わる支援となります。そして、その支援は最終的にコロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック後により良い世界を再構築する際に役立つでしょう。」とタン氏は述べました。

WIPOは、中小企業にとっての無形資産の重要性と中小企業の成長を支える知的財産の価値を強調するためにグローバルキャンペーンを企画しています。WIPOは知的所有権を使用してアイデアをビジネスチャンスに変換し、価値を早出している世界中の中小企業によるケーススタディシリーズを公開しています。また、WIPOは中小企業が無形資産を保護するための最良の方法について豊富な実用的な情報を提供しています。

国際知的財産コミュニティは一連のバーチャルアクティビティや積極的なソーシャルメディアキャンペーンを通じて世界知的所有権の日を記念する祭典に参加しています。

[1] https://www.worldbank.org/en/topic/smefinance
https://www.ilo.org/empent/whatsnew/WCMS_749275/lang--en/index.htm 

世界知的財産の日について

2000年、WIPO加盟国は、知的財産の普及啓発活動を目的として、1970年にWIPO設立条約が施行された4月26日を世界知的財産の日に指定しました。

世界知的財産の日はそれ以来、音楽および芸術の繁栄、世界を形成するのに役立つ技術的イノベーションの促進に知的財産がどのように貢献しているのかについて考察するため、世界中の人々が参加できるユニークな機会を毎年提供しています。

WIPOについて

世界知的所有権機関(WIPO)189加盟国を抱える国連の専門機関として、バランスのとれた利用しやすい国際的なIP制度の発展を担当しています。
国際的な知的財産に関する条約や基準について話し合う場を与え、民間部門に営利ベースのIPサービスを提供し、政府が開発戦略の一環としてIPを活用する能力開発を助けるとともに、無料でIP情報へのアクセスを提供しています。

詳しくはWIPO Media Relations Sectionにお問い合わせください。
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