マドリッド制度の活用事例 (ハイライト): Xiaomi (シャオミ)-革新的な技術を通じて、よりよい生活を後押しする
2021/11/24
今回も、マドリッド制度が企業の国際登録のポートフォリオ管理をどのようにサポートしているかに注目した活用事例をお届けします。本稿では、家電メーカー Xiaomi Corporation (シャオミ、小米) の事例を取り上げます。過去10年間で急成長したシャオミは、マドリッド制度を利用して商標ポートフォリオを強化してきました。
2010年4月創業のシャオミ社は、スマホやロボット掃除機、スマートウォッチ等のスマートデバイスを製造する家電メーカーです。同社の使命は、最高品質の製品を適正な価格で製造し、革新的な技術によって世界中でお客様の生活水準を向上させることです。

創業以来、シャオミ社は、その戦略的ブランディングにより、「Xiaomi」、「Redmi」、「Mijia」といった数多くの商標と、多数のサブブランドを統合し、充実したポートフォリオを構築してきました。同社は、18,000以上の商標を所有しており、その製品は100近くの国々に輸出されています。
海外市場での急成長に伴い、同社はたちまち世界各国で知的財産関連の難題に直面することになり、そのため、簡便かつ構造化された商標の登録手順を確立することが急務となりました。シャオミ社が世界中で何千もの商標を管理する上で、マドリッド制度がどのように時間とコストの節約に役立っているか、ご覧ください。
近日公開予定
WIPOでは、イノベーションを創出する企業の最新事例を幅広い業種にわたりこれから年末にかけてさらにご紹介していく予定です。グローバルな事業展開を進める上でのマドリッド制度の活用方法や、海外市場での商標の保護取得がどのようにして認知度や競争力の向上につながるのかなど、マドリッド制度の活用に役立つ情報を提供しますので、ぜひご覧ください。