Francis Gurry led WIPO as Director General from October 1, 2008 to September 30, 2020.

マドリッド制度の新しいオンラインサービスで国際登録の出願がさらに簡単に

2020/07/20

世界知的所有権機関(WIPO)は新サービス「Madrid Application Assistant」の提供を開始しました。これにより、国際登録の出願に必要な全ての情報が自動入力されます。

Madrid Application Assistantは、マドリッド登録部をさらに充実させた最新サービスです。マドリッド制度を利用した商標の保護・管理を促進しようとするWIPOの取り組みの中で誕生しました。

Madrid Application Assistantは精度の高い出願書類の作成を助けます。本国官庁の国/地域内商標データベースからデータを直接インポートすることで、問い合わせ先や商品・役務一覧表など、マドリッド制度での国際登録出願に必要な情報が出願書類に自動入力されます。また、商品・役務一覧表の分類とその翻訳文を自動審査する機能も備わっています。これにより、欠陥通報となるリスクを抑えながらも、ユーザーの手間を削減することができ、国際登録の出願手続がより効率的かつ精度の高いものになります。

(写真提供:WIPO)

これら全てのオンラインサービスを利用できることにより、マドリッド制度はより使いやすくなり、ユーザーと知財庁の双方に長期的な利益をもたらすでしょう。

フランシス・ガリ WIPO事務局長 WIPO事務局長

全加盟国が現在提供されているオンライン出願サービスを導入することで、Madrid Application Assistantは出願人によるサービスのスムーズな利用を可能にする便利なゲートウェイとなります。

さらに、Madrid Application Assistantで作成された出願書類は人為的なミスなどがなく、欠陥通報となるリスクを下げるため、本国官庁の審査にかかる手間を大幅に削減します。

Madrid Application Assistantは、マドリッド制度加盟国の知財庁向けにWIPOが提供しているオンライン出願ソリューション「Madrid e-Filing」との互換性があります。従って、Madrid e-Filingに簡単に統合させることができるため、出願書類のオンライン審査やWIPOとのリアルタイムでのやりとりなど、審査に関連する知財庁のあらゆる作業をサポートします。本国のMadrid e-FilingへのMadrid Application Assistantの統合を希望される知財庁は、是非、WIPOまでご相談ください。

WIPOは、知財庁が提供するMadrid Application Assistantとオンライン出願サービスをマドリッド制度の全てのユーザーが利用することを推奨しています。ユーザーと加盟国の知財庁双方の利益となるよう、これからもマドリッド制度のオンラインサービスをますます充実させていきます。

Madrid Application Assistantについて

The Madrid Application Assistant Madrid Application Assistant は、マドリッド制度を活用して国際登録を出願するのに使用さ れる正式書類「様式MM2」の電子版です。

この新しいツールは国際登録を出願するのに必要な全ての情報を出願書類に直観的かつシンプルに記録します。入力手続を終えると、国際登録の出願がPDFで作成されますので、これを本国官庁に審査のために送信することができます。

Madrid Application Assistantの主な機能:

  • 手間のかからない基礎商標データインポート
  • リアルタイムの費用計算
  • 各種分類ツール(Madrid Goods & Services Manager)などへのアクセシビリティ

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