WIPO日本事務所が世界知的財産の日記念イベント2026を開催

2026年4月24日、WIPO日本事務所は、世界知的財産の日記念イベント2026を開催しました。
4月26日の「世界知的財産の日(World IP Day) 」を記念して、毎年、世界中で、様々なテーマに沿ったイベントが開催されます。今年のテーマ「知財とスポーツ-Ready, Set, Innovate」のもと、本記念イベントを東京のイイノホールにて対面形式で開催し、372名に来場いただきました。

イベントでは、内閣総理大臣補佐官、特許庁長官、スポーツ庁長官に加え、日本の知的財産権訴訟を牽引してきた司法・実務のエキスパート、プロ野球界から法曹界へ進む文武両道の新鋭、オリンピックメダリストで国内外のスポーツ界の発展を支える第一人者にご登壇を頂きました。あわせて、WIPO本部よりインフラ・プラットフォーム部門事務局長補も登壇しました。さらに、昨年に続き日本屈指の名門吹奏楽部に生演奏をご披露頂きました。また、同会場ホワイエにおいて、「スポーツを支える知の力展」を開催し、日本を代表するスポーツ関連企業による製品展示を行いました。

当日のご講演・演奏動画はイベントウェブサイトにてご覧いただけます。 

 

スポーツは試合だけではありません。ファッション、エンターテインメント、メディア、健康、ゲームなど、幅広い分野の商品やサービスと深く関わっています。

2026年の「世界知的財産の日」では、創造性やイノベーションが、いかにしてスポーツ界を活気に満ちたダイナミックなものにし、そして誰でもどこからでもアクセス可能なものにしているか、知的財産が果たす役割に焦点を当てます。

日本における本記念イベントでは、知的財産とスポーツに関して、様々な視点からお話を伺うことで、これらがすべての人にとって重要なトピックであることを認識していただけるよう、多方面にわたりご活躍の皆様をお招きしました。

来賓挨拶、基調講演、対談では、以下のトピックについてご講演頂きました。

  • 内閣総理大臣補佐官の宇野善昌様からは、企業競争の源泉でもある知財・無形資産がスポーツを多方面から支えていること、ならびに知財・無形資産の持続的な価値を社会に還元する政策の重要性について述べていただきました。
  • 特許庁長官の河西康之様からは、スポーツ分野での最新技術により、年齢や性別を問わず日常的な運動機会が広がっており、こうした最新技術への研究開発投資は知的財産権によって支えられていることについて述べていただきました。
  • スポーツ庁長官の河合純一様からは、スポーツは創造とイノベーションを生み出す場であること、また、競技力の向上と国民のライフパフォーマンスの向上を支える基盤として知的財産が重要であることについて述べていただきました。
  • WIPOインフラ・プラットフォーム部門事務局長補の夏目健一郎は、オリンピックメダリストでもありながら車椅子のエンジニアでもあるローリー・クーパー氏のストーリーを踏まえ、知的財産の価値は、経済的な利益の創出にとどまらず、世界中の人々の可能性を広げることにあると述べました。
  • 西村あさひ法律事務所(元高松高等裁判所長官)の髙部眞規子様より、スポーツデータを巡る現状の課題や、知的財産権としての保護可能性、そして、日本のスポーツ産業の発展に向けた適切なスポーツデータの保護の在り方についてご講演を頂きました。
  • 最高裁判所司法修習生(元プロ野球選手)の宮台康平様には、宮台様が今まで歩んでこられたキャリアや、知的財産という観点から見たスポーツビジネスについてお話を伺い、若い世代に向けた温かいメッセージも頂きました。
  • 国際オリンピック委員会 委員/日本オリンピック委員会 専務理事/国際フェンシング連盟 理事/WIN3株式会社 代表取締役CEOの太田雄貴様には、スポーツ界におけるビジネスモデルの変革や、知財管理の在り方についてお話を伺いました。

そして、昨年に引き続き、ミラノ・コルティナオリンピック日本選手団の壮行会でも演奏を披露された、「美爆音」で有名な日本屈指の名門、習志野市立 習志野高等学校 吹奏楽部の皆様による生演奏を頂きました。演目は、1.宝島 、2.世界の国からこんにちは、3.合唱「Story」、4.野球応援、5.第ゼロ感、アンコール(Let's go!、We Love Marine)を披露いただき、イイノホール全体が大迫力の演奏に包まれ、大きな感動を呼びました。

また、会場ホワイエにおいては、日本を代表するスポーツ関連企業(株式会社アシックス様、住友ゴム工業株式会社様、ブリヂストンサイクル株式会社様、ブリヂストンスポーツ株式会社様、ミズノ株式会社様、株式会社ワコール様)のご協力のもと「スポーツを支える知の力展」を開催し、実物のスポーツ製品と共に、そこに活用されている特許、意匠、商標といった知的財産とスポーツのつながりを紹介しました。

 

イベントの来場者からは、「スポーツと知財の強い結びつきを知ることができ、本当に知財の力の莫大な可能性を感じました」といった声が寄せられました。


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