モーリシャスがマドリッド制度に加盟

2023年2月6日

マドリッド制度に新たにモーリシャスが加盟し、WIPOが管理する国際商標登録制度である本制度によって商標保護が可能な範囲が130か国に拡大しました。

モーリシャス政府は2023年2月6日、マドリッド協定議定書への加入書をWIPOのダレン・タン事務局長に寄託しました。これによりモーリシャスはマドリッド制度の114番目の加盟国となります。本加盟により、本制度の国際商標保護のための選択肢としての重要性は、東アフリカやインド洋地域はじめ世界的にさらに高まることになります。

WIPO Director General Daren Tang welcomes the accessions of Mauritius to WIPO’s Madrid and Hague Systems.

マドリッド協定議定書はモーリシャスで2023年5月6日に発効します。

同国での商標の保護

2023年5月6日以降:

  • モーリシャスの商標出願人は、マドリッド制度を通じて単一の国際出願書類を提出し手数料一式を支払うことで、129か国に及ぶ他のマドリッド制度加盟国・領域について、商標保護を求めることができるようになります。

  • 世界各地のマドリッド制度ユーザは、国際出願時にモーリシャスを指定することで、同国における商標保護を求めることができるようになります。既存の国際登録の名義人は、eMadridを使って国際登録の地理的保護範囲をモーリシャスに拡張できるようになります。

更なる情報

モーリシャスの商標法及び手続方法については、eMadrid上のMember Profiles Databaseに近日中に掲載されますので、ご確認ください。

マドリッド制度について

マドリッド制度は、商標の国際的な保護取得と管理を目指す利用者に利便性が高く経済的な手段を提供する制度です。マドリッド制度の手続言語 (英語、フランス語またはスペイン語) で作成した単一の国際出願書類を提出し、手数料一式を支払って手続を行います。eMadridからアクセス可能な各種オンラインサービスを使って、国際出願の作成や国際出願のステータスの追跡、国際登録の管理等を行うことができます。

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