マドリッド制度の活用事例 (ハイライト): 美的集団 (Midea Group) -プラスチック製キャップから世界的な複合技術企業へ
2022年3月10日
今回も、ブランドの国際的保護の拡大と商標登録ポートフォリオの管理のために、企業がどのようにマドリッド制度を利用しているかに注目した最新の活用事例をお届けします。本稿では、中国の革新的な家電メーカー、美的集団 (Midea Group、ミデア・グループ) の事例を取り上げます。
美的集団は約50年前、ガラス瓶やボトルキャップの製造工場として創業しました。それから僅か10年で家電業界へ進出しました。中国国内市場をリードすると、海外にも事業展開し、東芝ホームアプライアンスやKUKA、Clivetなどの国際的なブランドを獲得してきました。
ここ数年、美的集団は海外の新興市場にも自社ブランドの展開を拡大しています。現在、同社は世界の200以上の国と地域で4億近くものユーザに製品・サービスを提供しています。
美的集団のように常に成長と拡大を続ける企業にとっては、自社商標を簡単かつ効率的に保護して、国際登録を常にアップデートしておく必要があります。美的集団がその革新的な製品を全世界に提供し続けるために、いかにWIPOのマドリッド制度を有効活用しているか、ご覧ください。
近日公開予定
WIPOでは、イノベーションを創出する企業の最新事例を幅広い業種にわたり今年もさらにご紹介していく予定です。グローバルな事業展開を進める上でのマドリッド制度の活用方法や、海外での商標の保護取得がどのようにして認知度や国際競争力の向上につながるのかなど、マドリッド制度の活用に役立つ情報を提供します。ぜひご覧ください。