2021年を振り返る: 今年大好評いただいたマドリッド制度に関するウェビナー
2021年12月22日
WIPOが提供する双方向配信 (インタラクティブ) のウェビナーに、今年もたくさんの方にご参加いただきましたこと、一同心より感謝申し上げます。2021年を通してWIPOでは、46件のウェビナーを開催し、世界各地から1万6,000人以上の方にご視聴いただきました。プレゼンテーションやWIPOの専門家との質疑応答を通じて、マドリッド制度の各種プロセスやオンラインサービスへの理解を深めていただけていましたら幸いです。
また、多くの方から素晴らしいご意見や今後のウェビナーへのご要望をお寄せいただき、WIPOではこのような皆様からのお声に真摯に耳を傾けてまいりました。
2021年も引き続き英語、フランス語、スペイン語、中国語、ロシア語、そして日本語でウェビナーを配信する一方で、アラビア語でのウェビナーも配信を開始いたしました。また、ウェビナーを受講された方向けに受講証明書の発行もスタートさせました。
開催済みの過去のウェビナーにつきましては、WIPOの専用ウェブページでトピックごとにすべて検索することができます。2022年にはさらに多くのウェビナーを開催予定ですが、本記事ではひとまず、今年最も人気のあったウェビナーを5つ (およびボーナスウェビナー) を振り返るとともに、ご紹介させていただきます。
#1 マドリッド制度に関連する法規制の最新情報を理解する
2021年初頭には、議定書に基づく規則の改正がありました。このウェビナーでは、出願人の電子メールアドレス、新名義人や代理人などの各種記載事項や、代替に関する原則について説明しました。また、2020年マドリッド作業部会における議題の概要についてもお伝えしました。
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#2 マドリッド制度の公式様式: オンライン手続
このウェビナーではまず、マドリッド制度で使用している各種公式様式について説明いたしました。事後指定、限定、更新、代理人管理のオンライン手続について説明するとともに、一部はデモとして実際の流れをお見せしながら、手続方法についてお伝えしました。

#3 米国特許商標庁 (USPTO) における商品及び役務の分類を理解する
2020年に米国特許商標庁 (USPTO) と共同で開催したウェビナーはたくさんの方にご視聴いただくと同時に、以来、USPTOにおける商品・役務の分類についてのお問い合わせが相次ぎました。USPTOの職員と協力して皆様のご要望にお応えするウェビナーを開催できましたこと、喜ばしい限りです。
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#4 国際登録簿の更正: 手続の流れ
このウェビナーでは、最も一般的な更正手続の流れについてお伝えするとともに、共通規則第28規則に基づく更正の請求方法についても説明いたしました。例えば、名義人の氏名や住所、商品・役務リスト、指定締約国に関する更正の手続などについてお伝えしました。
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#5 中国知財庁における審査及び拒絶の流れを理解する
このウェビナーでは、中華人民共和国国家知識産権局 (CNIPA) の職員2名により、同局における審査の流れ及びよくある暫定的拒絶理由について説明がありました。また、中国を指定・事後指定する際に出願人の対応が求められる事項についても説明がありました。

ボーナスウェビナー: 知識を深める – Madrid Goods and Services Manager (MGS)
Madrid Goods and Services Managerは国際出願時に提出することが求められる商品・役務リストの作成に役立つ、多言語対応のオンラインツールです。このウェビナーでは、MGSを最大限活用していただくために必要な利用方法や各種ツールについて詳細に説明いたしました。
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2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022年も引き続き、ウェビナーへのご参加・ご視聴をお待ちしております。また、皆様の声もお寄せください。2022年に視聴したいウェビナーのトピックに関するご要望やご意見は、 Contact Madridからご送信いただけます。ドロップダウンメニューから「Madrid System webinars, seminars and video tutorials (マドリッド制度のウェビナー、セミナー、チュートリアル) 」を選択するだけで簡単に送信できます。2021年に開催されたウェビナーに参加された方は、受講証明書をダウンロードしていただけますので、是非、ご活用ください。