新しく進化したマドリッドE-Services
2017年5月19日
WIPOでは、ターゲットとする国において類似の商標が存在しないかを事前に確認する際、国際登録の出願をする際、または国際登録された商標の監視及び管理をする際にユーザーをサポートする各種のE-Serviceを提供しています。
Madrid Monitor:次世代のROMARIN

この1年間で、ベータ版に寄せられたご意見を元に、次世代の商標の照会・監視ツールである、Madrid Monitorを開発しました。
Madrid Monitorは、マドリッド制度のゲートウェイとして、国際登録商標の最新情報を簡単かつ高性能で効率的に確認できるようにするものです。
この最新の高性能なツールを使って、国際登録の進捗状況の確認、競合相手の商標の監視、及び検索結果の保存や共有をすることができます。
Madrid Monitorクイックスタートガイドをダウンロードする。 .
2017年後期以降、ROMARIN、Madrid E-Alert及びMadrid Real-Time StatusはWIPOのウェブサイト上で使用できなくなりますのでご注意ください。
Madrid Monitorは、今年の後期に終了するこれらのツールの機能と入手できる内容を統合させたものです。
次世代のマドリッドE-Servicesに移行するにあたって、今後数ヶ月にわたって、トレーニングと資料を提供します。
今後提供するものも含むMadrid Monitorの一連のチュートリアルの最新情報を受け取るには、こちらからご登録ください。
Member Profiles Database
待望のMember Profiles Databaseでは、マドリッド制度加盟国の商標の関連法令及び審査手続を確認できます。幾つかのステップに沿うだけで簡単に多くの必要な情報を得ることができます。
新しいMember Profiles Databaseを使えば、「本国官庁」を通じた国際登録出願の規則や手続を確認することができます。また、指定国官庁における審査の期限、不使用取消、拒絶、異議申立、第三者情報提供などの情報を確認することができます。
Member Profiles Databaseクイックスタートガイドをダウンロードする .
新しいE-Servicesのアクセス方法
新しいマドリッド制度のホームページから、E-Servicesにアクセスすることができます。ホームページ上ですぐにツールを使用するか、または検索(Search)、 出願(File)、 監視(Monitor)及び管理(Manage)の各ページを閲覧して、ツール及びE-Servicesについての詳細を確認することができます。
マドリッド制度を初めて利用する方には、国際登録の出願・登録後の管理などの各段階の概要と、それぞれで利用できるE-Servicesの概要を紹介する Video及びパンフレットを用意しています。
マドリッドE-Servicesの今後の展開
これらのツールやウェブページの提供は、商標のライフサイクルを通じてシンプルで使い易い利用者のことを念頭においたオンラインサービスをユーザーに提供するというマドリッド登録部(Madrid Registry)の構想の次のステップをなすものです。今後数ヶ月かにわたり、ユーザーがより速く、効率的に情報にアクセスしたり、商標を管理できるようにするために、新しく進化したE-Serviceと各種資料を提供していく予定です。
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