国内・国際商標出願をする前に、ターゲット市場における既存・出願中の商標を調査することが大切です。調査を通じて、自分の商標と同一または類似の商標が見つかる場合があるので、状況を把握した上で出願戦略を立てることができます。

注! 登録したい商標が他人・他社の権利を侵害するものである場合、当該商標を登録できない可能性があります。

商標調査

Global Brand Database

WIPOのGlobal Brand Databaseを利用し、多数の国内・国際データベースを横断的に検索して商標を調べることができます。

70以上のデータベースから5000万件を超える記録 (マドリッド制度経由で登録された商標を含む) が収録されているため、調査を始めるのに最適な場所です。

Global Brand Databaseについての詳しい情報

国内・広域の商標登録簿

国内・広域の商標登録簿を直接調査することも有効です。(Global Brand Databaseには、例えば一部のマドリッド加盟国の知的財産庁に直接出願された商標に関する情報が収録されていませんPDF, List of Madrid System members) 注:国内・広域の商標登録簿は現地の公用語でしか利用できない場合があります。

マドリッド加盟国の知財庁の連絡先やウェブサイト情報は、Madrid System Member Profiles (加盟国情報データベース) に掲載されています。

ターゲット市場で同一または類似の商標を見つけてしまった場合

この場合でも、見つけたその商標が、例えば自分の商標とは関連性のない商品・役務に使用されている場合や、その商標の出願が失効していたり登録が満了している場合には、出願手続を進めることができる可能性があります。

また、自分のものと同一または類似の商品・役務に関する商標が見つかった場合であっても出願することはできますが、その場合、その指定国の官庁から暫定的拒絶を受ける可能性があります。

ヒント: この種の拒絶を解消する方法はいくつかありますが、現地代理人の助けが必要な場合があります。

重要! 出願前調査の支援や、既存商標との抵触を回避する戦略についてのアドバイスが必要な場合、商標弁護士・弁理士に相談することをお勧めします。各国内・広域知財庁は通常、登録弁護士・弁理士の一覧を保有しています。WIPOのMadrid System Member Profiles(加盟国情報データベース) より、各知財庁の連絡先を検索することができます。

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