人材の育成

FIT/日本知的財産グローバルファンドが貢献・実施する能力開発活動の中心にあるのが、教育、研修、支援、意識向上です。
写真: アフリカ大学
知的財産権修士コース (MIP) 卒業式 

奨学金制度

WIPO、そしてアフリカの学術機関であるアフリカ大学 (Africa University) (ジンバブエ) 及びヤウンデ第2大学 (University of Yaoundé II) (カメルーン) が共同で提供するMIPの学位を取得するため、毎年、各大学最大12名の学生に奨学金が支給されます。2024年には、インドでもMIPプログラムが開始され、数名の学生が奨学金を受け取りました。
  • WIPO、ARIPO、ジンバブエのムタレにあるアフリカ大学が日本政府の支援を受けて共同で提供する知的財産権修士課程 (MIP) プログラム (2024~2025年)
  • WIPO、OAPI、カメルーンのヤウンデにあるヤウンデ第2大学が日本政府の支援を受けて共同で提供する知的財産権修士課程 (MIP) プログラム (2024~2025年)
  • WIPO、特許意匠商標総局 (CGPDTM)、国立法科大学デリー校 (NLUD) が共同で提供する知的財産法・管理学修士課程プログラム (MIPLM) (2024~2025年)
  • WIPO、ARIPO、ジンバブエのムタレにあるアフリカ大学が日本政府の支援を受けて共同で提供する知的財産権修士課程 (MIP) プログラム (2023~2024年) (記事)
  • WIPO、OAPI、カメルーンのヤウンデにあるヤウンデ第2大学が日本政府の支援を受けて共同で提供する知的財産権修士課程 (MIP) プログラム (2023~2024年) (記事)
FIT/日本知的財産グローバルファンドでは、毎年最大10名の選抜された学生に奨学金を支給し、南アフリカで開催されるWIPOサマースクールに招待しています。
  • 2024年11月26日~12月6日 (記事)
  • 2023年11月20日~12月1日
多くの参加者がFIT/日本知的財産グローバルファンドから奨学金を受け、ジュネーブで開催されるWIPO国際特許ドラフティング研修プログラム (WIPO International Patent Drafting Training Program) のワークショップに参加しています。
  1. WIPO国際特許ドラフティング研修プログラム
    8~10名の参加者がFIT/日本知的財産グローバルファンドから奨学金を受け、ジュネーブで開催されるWIPO国際特許ドラフティング研修プログラムのワークショップに参加しています。
    • 2024年6月24日~28日 (記事)
    • 2023年6月12日~16日 (記事)
  2. アフリカ、アラブ、アジアにおけるWIPO地域特許ドラフティング研修プログラム
    多くの参加者がFIT/日本知的財産グローバルファンドから奨学金を受け、WIPO地域特許ドラフティング研修プログラムのワークショップに参加しています。
    • 2025年1月27~30日及び2月15日~3月31日 (オンライン) (記事)
    • 2023年9月11~15日 (ジンバブエ)、2023年9月18日~10月31日 (オンライン)

フェローシッププログラム

長期フェローシップ

1997年、FIT/日本知的財産グローバルファンド初となるフェローシップが、インドのデリー大学 (Delhi University) の上級講師及び中国の中華人民共和国国家知識産権局 (SIPO) の上級管理者の2名に授与されました。このフェローシップは、工業所有権庁で工業所有権について教える教師や講師、大学で工業所有権のトレーニングや指導に従事する教員を対象としています。
  • FIT/日本知的財産グローバルファンドが支援する長期フェローによる研究 - 研究テーマ一覧
2016年に大阪工業大学で最初のフェローシッププログラムが行われて以来、選抜された技術移転の専門家に対して3か月間のフェローシップが日本の大学で供与されています。

2020年以降は、コロナ禍のため、本フェローシップの代わりに知財に関するオンライン講座が大阪工業大学にて開催されています。

  • 知的財産に関するオンライン講座、2022年5月12日~7月29日、大阪 (記事)
  • 知的財産に関するオンライン講座、2021年9月28日~12月14日、大阪 (記事)
  • 知的財産に関するオンライン講座、2020年9月29日~2021年1月19日、大阪 (記事)

短期フェローシップ

WIPOから奨学金を受け知的財産に関する法学修士課程を修了した開発途上国の知財支援機関の職員に対して2週間のフェローシッププログラムが供与されていました。

2022年度にプログラムの形式が変更され、現在は、日本の大学に在籍しており、知財に興味があり、知財でのキャリアを検討している外国人留学生を対象に、短期フェローシッププログラムを実施しています。本プログラムは、知財分野における実務経験を積む機会を開発途上国の学生や若手専門家に提供するため、日本国内の特許事務所、大学の技術移転オフィス、民間企業の知財管理部門等と緊密に連携しながら実施されています。

  • 2023年のプログラム (記事)
  • 2022年のプログラム (記事)
写真: アフリカ大学
知的財産における課題について学ぶ学生 

研修・教育

知的財産権の行使強化に関するワークショップ

司法及び法執行機関の職員の能力向上を目的としたワークショップが開催され、知的財産権行使分野からの参加者は知的財産の尊重に関する現状の課題について協議し、知識や専門性を高めました。
最近のトピック:
  • 2024年12月11日~13日、リオデジャネイロ (ブラジル)
  • 2024年12月3日~5日、カイロ (エジプト) (会合資料)
  • 2023年11月14日~16日、アスンシオン (パラグアイ) (記事) (会合資料)
  • 2023年10月2日~3日、リヤド (サウジアラビア) (記事) (会合資料)

特許ドラフティングに関するコース

発展途上国の潜在的な講師やキーパーソンの特許文書作成能力を強化するためのコースが開催されました。
最近のトピック:
  • アラブ: 2025年1月27日~30日 (オンライン) (記事)
  • 国際: 2024年6月24日~28日 (記事)
  • アフリカ: 2023年9月11日~15日 (ジンバブエ)、2023年9月18日~10月31日 (オンライン)

技術・イノベーションサポートセンター (TISC) サポート

FIT/日本知的財産グローバルファンドは、発展途上国の研究者や発明者がイノベーション活動での知的財産情報の活用能力を高めることを目的とした 技術・イノベーションサポートセンター (TISC) 向けに、数多くのセミナーやワークショップ、研修を開催してきました。
最近のトピック:
  • TISC研修ワークショップ、2025年3月10日~13日、カンボジア (記事)

  • ASEAN TISCネットワークのためのTISC地域会議、2025年2月27日~28日、カンボジア (記事)

  • 中央アジアにおけるTISCネットワークのためのTISC地域会議、2024年12月3日~4日、カザフスタン

  • アラブ諸国のためのTISC地域会議、2024年10月23日~24日、オンライン

  • ARIPOのためのTISC地域会議、2024年6月6日~7日、ジンバブエ (記事)

  • 2023年3月28日~29日、ヤウンデ (カメルーン)

  • 2023年2月23日~24日、ハラレ (ジンバブエ) (記事)

  • 2023年3月14日~16日、ヌアクショット (モーリタニア) (記事)

  • 2023年3月27日~28日、スラバヤ (インドネシア) (記事)

  • 2023年5月23日~24日、アルジェ (アルジェリア) (記事) (会合資料)