ケニアのバスケット編みに知的財産とブランディングをもたらす

2016/05/17

ブランディング・プロジェクトのためのトレーニング・ワークショップが、2016年2月17日と18日、ヴォイ(ケニア)で開催され、周囲の小さな村々から30名の女性の編み手達が集まりました。その目的は、産品をブランディングするために、商標制度、基準と品質管理の重要性を学ぶことです。

2月、タイタ・タヴェタ県のヴォイ(ケニア)において、バスケットの編み手達のワークショップが開催されました。彼女達は、各編み手グループの代表者です。

家族のアート

“タイタ・バスケット”は、タイタ・タヴェタ県の女性達が作るサイザル・バスケットの総称です。バスケットは、草木で染められたサイザルの細い繊維の手撚り糸から、伝統的な技法で、労力をかけて手作りされます。きつく編まれた細かい網目のおかげで、驚くほど柔らかく、色落ちのしにくさを誇っています。バスケット作りの知識は、母から娘へ、世代から世代へと伝承されてきました。

現地の村でのバスケット編み(写真:WIPO)

知的財産の力を解き放つ

このワークショップは、タイタ・バスケットを対象とした、知的財産が関わる多段階ブランディング・プロジェクトの第一段階です。全員が女性の参加者達は、彼女達のバスケットをブランドとして保護し宣伝するため団体商標を持つ、というアイデアを歓迎しました。

続いて、二つの村の現場でのトレーニング・セッションでは、参加者達は、グループのメンバー達に、ワークショップで学んだことと議論されたこと、すなわち、知的財産の知識、基準、品質管理、組合をどのように形成するか等、を共有しました。

村のバスケットの編み手達に知識を共有する参加者(写真:WIPO)
バスケット作りのエキスパート達による品質改良の講義(写真:WIPO)
開会の挨拶をする町田季之氏(写真:WIPO)

このプロジェクトが、知的財産を活用することにより、アフリカの産品のブランド価値を向上させる方法として、一つの成功例となることを望みます。

開会挨拶、町田季之、三等書記官、在ケニア日本国大使館

このワークショップは、日本国特許庁(JPO)国際協力機構(JICA)ケニア産業財産権機関(KIPI)、ケニア一村一品(OVOP)プログラム、タイタ・タヴェタ県政府の協力のもと、WIPOにより開催されました。

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