トップレベル・ドメイン名(gTLDs)のための紛争処理手続


ドメイン名紛争統一処理方針の紛争に関する一般情報

WIPO仲裁調停センターのgTLDsに対するドメイン名紛争解決サービスは、ICANN (Internet Corporation for Assigned Names and Numbers (以下、「ICANN」)が1999年8月26日に採択したドメイン名紛争統一処理方針(以下、「 UDRP処理方針」)と、同年10月24日に承認したドメイン名紛争統一処理方針のための手続規則(以下、「 UDRP手続規則」)に沿って実施されています。このUDRP処理方針と手続規則に加え、さらに、W IPOセンターはWIPOドメイン名紛争統一処理方針補則(以下、「 補則」)を1999年12月1日に発効させました。

こうした紛争処理手続は、不正の目的、すなわち、商標権を侵害するようなドメイン名の不正な登録に対し、効果的な解決策を規定しています。また、この紛争処理手続は、管轄権 となっている裁判所へ当該紛争問題を持ち込まれることを、何ら妨げるものではあ りません。

処理方針は、.com、.net、.org さらに、.biz、.info、.nameといった多くの 新gTLDsに適用されます。

処理方針は、WIPOによって作成された勧告に基づくものです。その勧告(「 第一回WIPOインターネット・ドメイン名プロセス・レポート(Report on the First WIPO Internet Domain Name Process)」)は、商標とドメイン名との間で生じた紛争に焦点を当てたものです。また、このレポートでは、他の問題も指摘され、そ れらの問題は、「 第二回WIPOインターネット・ドメイン名プロセス(Second WIPO Internet Domain Name Process)」の中で協議されました。